既に凄まじい量の彫像が現れたけど、ヴァチカン美術館は始まったばかり。 ふと見上げれば素敵な聖人画。
展示品とかに関わらずどの部屋もこんな感じ・。・
絵や彫刻やそのハーモニーの1つ1つを吟味している時間はとてもありません@@
威容を様々に変化させながら、美術館は延々と続きます。
びっしりと彫刻が並ぶ回廊。
暗く、冷房の効いた回廊に、ルネッサンス時の織物職人の作った、 宗教画の描かれた巨大なカーペットが何枚も展示されてます。 ここらへんから一本道になり、システィーナ礼拝堂に向けてだんだん混雑してきます。
ルネッサンス時代のイタリア各地の地図コレクションの回廊・・・ でも、地図よりも回廊自体の絢爛さが!
実は、館内は殆ど空調ありません。 休むところも殆どなく(BARが2箇所と食堂が一箇所かな?)、 人混みの中で立ち往生することもあり、結構体力大変。
システィーナ礼拝堂に向けて、結構大きな分岐があります。 ボルジア棟側に出たのですが、こちらは比較的すいていて、 誰もいない部屋を見付けて(それでもステキなフレスコ画がいっぱい)、 窓際の椅子に座って、前の日に買いためたペットボトルの水、飲み飲み。 ボルジアってやっぱりあのボルジアなのかな。
ボルジア棟の先は、現代宗教芸術のエリアに(笑 なるほど、こっちのルートは人気がないわけだ('◇'*)
そして別ルートと合流して、システィーナ礼拝堂へ。 根比べが行われるとこですね。 ここには、ルネッサンスの巨匠達による宗教画で壁面が埋め尽くされているのですー。 やっぱり圧巻は、ミケランジェロによる、 ”天地創造”と”最後の審判”。 光源の方向が、見る人の位置とだいたい一致して設定されている独特の塗り方は、 薄暗い礼拝堂の中でみると、本当に立体であるかのように見えて、なるほどぅ。
とかいいつつ、礼拝堂、とても大きくて、 とても高い天井や大きな壁面に描かれたこれらの絵をきちんと鑑賞するには、 影鈴の近視気味の目では視力がたりなく=□○_ メガネ持ってくれば良かったと後悔><
ちなみに、システィーナ礼拝堂だけは撮影禁止。 旅行記的にはちょっと残念。
メインディッシュとも言えるシスティーナ礼拝堂が終わった後も、 美術館はまだまだ続きます。
こんな豪奢な回廊が当たり前のように、様々に趣向を凝らしながらずっと続きます。
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